背景
現在の日本は深刻な少子化が課題となっており、日本国内の18歳人口は、1992年(18歳人口のピーク)の205万人から2020年には116万人と半数近くまで減少しました。そして、日本私立学校振興・共済事業団は2020年10月に発表した調査結果によりますと、4年制私立大学の31%が定員割れしています。減少し続ける日本国内学生に対して、海外からの留学生の受け入れは日本の大学の国際化のみならず、地域経済活性化にも繋がります。
近年、積極的に留学生を募集しようとする日本の大学、専門学校は益々増え、現地で事務所や代理人を設置し、直接留学生を募集する傾向もあります。しかし、留学生の受け入れにおいて、日本の私立大学、特に地方の私立大学は様々な課題と挑戦を抱えているのが現状です。